<幻聴サークル>より
「つまり、自分の立て直しを常にやっているようなものなのね。生きるって予測つかないことが起きるじゃない? それで自分が壊れちゃう・・・だから、鳶の人が足場組むじゃない?でも何かのきっかけで足場がいきなり解体されちゃう・・・そしたらまた足場を組むしかないでしょう? そんな感じ。この繰り返し・・・この病気の人の人生って、足場を組んではバラし、組んではバラし、この繰り返しなのよ。だから私は、自分の中の鳶職の人に頑張って!って言ってるの(笑)」
「病気は、確実に私の世界を狭くすると思う。仕事もそう、職種が決まっちゃうし。でもね、だからって、いきなり自分の元から広げようとするのは危ないのよね。すぐに壊れちゃう・・・病気をちゃんと自覚して少しづつ広げるの。それが大事」
「確かにこの病気の人の意識や視線は自分自身に向かっていることが多いと思う。だって自分を何とかするのだけで精一杯なんだもん。誰かと話している時に幻聴がうっすらと聞こえてる時もあるし・・・どうしたって自分への意識が強い。でも、私は、他人の話は聞きたいと思う」
「孤独になると幻聴が聞こえてくる・・・でもこの病気になったら孤独は避けられない。この病気のことは親も兄弟も友達も恋人も本当には理解してくれないと思う。サポートしてくれることはあるけど、理解してくれることとは違う・・・多分病気のことは自分にしか分からないと思う。もうしょうがない・・・でも、私は、こういう孤独に耐えなくちゃいけないと思うの」
(今日午後の幻聴サークルより。参加者の了解をとって、発言を掲載します)
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