昨日発刊『杉田文学12号』より
『幻聴と私』
それは、突然のことだった。命令が下された。私は、その命令に従って生きた。朝起きた時から始まり、夜眠りにつくまで続く。一番癒しとなるお風呂場でも楽になることはない。頭の中常に支配されていたように思う。その時は、幸か不幸か「幻聴」という言葉を知らずに生きていた。
そんな中、通院先で、ある一冊の本に出会った。それは、「正体不明の声」という本。読んだら、今まで自分が感じて生きていたこととリンクする事柄が・・・。「周りに人がいないのに、誰かの『声』が聞こえてくる。道路で見知らぬ人とすれ違うときや、知っている人がいない電車の中で、自分について話をしているのが聞こえてくることはありませんか?」などなど。私だけじゃないんだ。この感覚は、世の中に実際にあるんだ。
でも、幻聴は自分の考えが生み出すものだと少しは認識できたが、心の中では理解不能である。今も、現在進行形で悩んでいる。そして、最近感じたのは、幻聴はあっても、自分が正しかったら、幻聴に左右されないで生きられるということだ。別に、幻聴と見破ったわけではないけれど、少しは楽に生きられそうだ。
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