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『杉田文学』9号より

『杉田文学』9号ができあがりました。その中から、病気の苦労について書いたメンバーがいました。その一部をご紹介します。
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「もう歩くの疲れた」   M
 私は2年程前、2カ月半程入院をしていました。統合失調症で発病は10年前。20歳の時です。幻聴が酷く、病識も無かった為、病気と判明するまで、一年かかりました。アルバイトですが、仕事もしていました。 薬を処方してもらい、幻聴はキレイに治りましたが、約8年後、薬の飲み忘れ等もあり、再発してしまいました。幻聴と気分 が高揚してしまうといういう症状で、かなり荒れた生活を送っていました。医者から入院する様に勧められ、初めての入院生活でした。薬も1錠から10数錠へ・・・。
 入院は今まで経験した事の無い程苛酷なものでした。何もできない、何も無い空間がそこには広がっていました。隔離されてしまい、散歩もできない環境だった為、病棟内で歩く様になりました。 朝目覚めてから夜寝付けるまで歩きっぱなし。3度の食事以外はただひたすら歩きっぱなし。そうこうしている内に、退院の日がようやく訪れ自宅へ。自宅に戻ってもその歩き回る癖は治らず、2年経った今でもその状態です。セカンドオピニオンも受けました。色々な人にも相談しましたが治りません。

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